2020年度第1回大分県授業デザイン研究会
zoomをみんなで体験し、アフターコロナの学校をどんな学校にしていきたいか考えよう!
5月16日14時から行いました。今回はコロナの影響により、初めてのオンライン開催。これまで対面で集い、語り合うことを大切にしてきた研究会でしたが、オンラインでの開催とし、なるべく対話の時間を大切に、計画しました。
当日は45分前からルームを開設し、不安な人や雑談したい人に開放しました。上限人数も100名とし、一方向の配信はしない、と決めて、参加者の人にも声をかけながら進めることを心がけました。お申し込みは89名、当日は76名の参加者がありました。
zoomを体験しよう!
初めはzoomの体験、ホワイトボードや投票機能、画面共有やブレイクアウトルームなど、聞いたことはあっても使ったことのない機能や、ホスト側からはどんなことができるか、など簡単に紹介しました。チャットでも追いつかないくらいたくさんの書き込みがあり、zoomの可能性を感じてもらえたのではないかと思います。遠隔での教育活動についてディスカッションした後、遠隔での授業デザインについて、少し講義をしました。
公立学校の今を知ろう
続いて、西元先生による現場からの報告、授業動画を短期間で180本も作成した裏側を話してもらいました。この間できたことやできなかったこと、もどかしく感じていたことを赤裸々に話してくれました。同じ印刷するのでも、何を考え、どう感じながら日々を過ごしていくのかによって、絶対にこの後教師としての力量に差が生まれる、という熱いメッセージも多くの参加者に伝わったと思います。
アフターコロナの授業や学校をどうしたいか、みんなで議論しよう
最後は、これまでの体験や、報告を踏まえ、そしてそれぞれの立場で、ブレイクアウトルームを使ってディスカッションをしました。70名以上の参加者を4.5人程度の小グループに分け、17グループで話します。新学習指導要領、授業時数、第2波の不安など色々な意見が交わされたようです。北海道から沖縄まで、地域ごとに現状や対応が違うので、情報交換の場にもなりました。大学生の参加も多く、すでにオンラインでの講義を受けている中で、感じていることもたくさんあったようです。
まとめ
コロナが一旦収束し、再開した後も、学校の抱えるリスクは多いです。これまでと同じような教育活動はできないかもしれない中で、オンラインでいいこと、オフラインがいいこと、それぞれの特性を見極めながら、ハイブリッドのような形態になっていくかもしれません。学校でしかできない学びとはどんなことなのかを考えていく必要があると思います。履修することは目的ではなく、習得することが目的、と言い切れるような評価のあり方や、テスト学力ではない「時代に求められる力」とは何なのか、ということを話しました。
今回初のオンライン開催でしたが、オンラインならではの良さも見えた形になりました。リアルでは参加しにくい遠方の方も含め、交流し、議論できたことは大きな成果でした。学校現場の抱える不安や不満、悩みなども共有でき、保護者や学生たちの思いも聞くことができ、この研究会ならではのごちゃ混ぜ感があって、とっても有意義な会になりました。まだまだ安心できる状況ではないですが、今回の知見を元にして、また次の企画を考えてみたいと思います。多数のご参加ありがとうございました。
ZOOMをみんなで体験し、
アフターコロナの学校をどんな学校にしていきたいか
考えよう!
今回の大分県授業デザイン研究会は、Web会議システム「zoom」を使ってオンラインで実施します。
そして、まだ使ったことのない先生たちのために、zoomのいろいろな機能を体験し、感じてもらいます。そのあとは地方の自治体の、普通の現場の先生の悩みや現状を報告してもらいます。
コロナ収束後、学校が再開したときに、私たちはどうすればいいか、子どもたち、先生たちのモチベーションを維持し、未来につながる楽しい学校にしていくために、どんなことができそうか、そんなことを語る場を作りたいと思います。
申し込みは「こくちーず」からお願いいたします。→こちらから
例年通り、この研究会はどなたでも参加可能です。学生、先生、指導主事、行政、企業、保護者、研究者などなど、いろんな立場、年齢、職種の方が混ざって議論することに価値を見出します。ただし、今回はセキュリティのことも考え、事前申し込みを必須とします。
皆様のご参加をお待ちしております。
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