2018 第3回大分県授業デザイン研究会

情報モラルの授業づくり

2018年度3回目の研究会は「情報モラルの授業づくり」でした。全国各地から30名以上の方に参加いただき、今回はオシャレな会場コワーキングスペース「azito」

http://collegio-oita.com/azito/で開催しました。会の趣旨やこれまでの活動を説明した後、講師の黒川先生から情報モラル授業の時の子どもの様子などを話してもらい、タブレットを使って子どもたちの間で流行っているアプリの体験をしました。大学生の参加も多く、今の大学生のアプリとの付き合い方や、流行りの現状など、「ナマの声」をたくさん聞くこともできました。参加者からは「聞いたことあるけど初めて触った」という声が多く、体験すること、触れることの大切さを感じました。

後半は「情報モラルかるた」を使ってアクティブに情報モラルを学びました。話を聞いて考えるだけではなく、カードゲームを通して学ぶ新しい情報モラルのカタチを体験し、その中でのディスカッションでさらに学びを深めました。カードゲームそのものから学ぶだけでなく、それをトリガーにしてさらに深い議論をしたり、情報交換したり、自分を見つめ直していく仕掛けが必要で、それが授業づくりの根幹、ということを身をもって体験することができました。「危険を伝え、制限する」のではなく、「自分ゴトとして捉え、考え、実行していく」情報モラル教育へと転換していく必要があります。これをきっかけに少しずつ情報モラルの位置付けが変わっていくといいなぁ、と思いました。